2014年03月24日

アナと雪の女王を見てきた(ネタバレ感想)

不調が続き、先週は書かなかったわけだけれど、
このまま書かないでいると消えていってしまいそうなので、
今日は映画の感想などを。

公開されたばかりの「アナと雪の女王」を見てきた。
完全にネタバレの感想でまいります。
万が一、検索エンジン等で、たまたまここにたどり着かれた方は、ご注意ください。


3/14に日本公開が始まったこの映画、新宿の劇場は満席だった。
土曜の王様のブランチでも、週末は全上映満席の劇場がいくつもあると
言っていたけれど、金曜に予約を入れていたおかげでなんとか入れた。

客層は、場所柄もあるのか、家族連れより、カップルが多かったかも。
満席なのに、上映開始5分前にようやく準備ができて開場したから、
予告編の上映が定刻通り始まった時には、まだ目の前を過って
入ってくる人がたくさんいた。

予告編では、「眠れる森の美女」の悪の精霊「マレフィセント」を演じる
アンジェリーナ・ジョリーがゾクッとするくらい綺麗だった。
最近、こういう、童話の悪役に焦点を当てたリメイクみたいな映画が
流行っているのかしらね?
典型的お姫様のジュリア・ロバーツが白雪姫の継母役をした映画
(「白雪姫と鏡の女王」)もあったしね。

私は子供の頃、童話のお姫様にとても憧れたのだけれど、
自分がお姫様じゃないこともなんとなく知っていたから、
学芸会のような企画で劇をする場合は、
率先して「魔女役」に立候補したりしていた。(メデューサ役とか)
そんな子供時代を過ごした大人がたくさんいて、
映画を作っているのかもしれないと思うと、もの寂しい気もするのだけれど。

「正統派」が揺るぎないものとして存在していないと、
サイドストーリーもパロディも不完全燃焼。

その点でいくと「アナと雪の女王」も「正統派」というよりは
パロディの流れを汲む作品だったように思う。

だって、「不慮の事故」で心臓に魔法の氷が入ってしまったアナを助けた
「真実の愛」は、王子様のものでも、姉のエルサに会いに行くために
一緒に冒険をしたクリストフのものでもなく、アナ自身の姉への
「姉妹愛」だったんだもの。

気色悪い王子も、悪い人ではないけど知り合ったばかりのクリストフもなし。
幼い頃から育まれた「姉妹の絆」がアナの氷像を解かし、
雪と氷に完全に閉ざされてしまった王国を夏にするという。

私は大いに気に入った…のだけれど。
でも、ここは、腹黒いけれどまぁ仕方ない境遇の王子の「偽りの愛」ではなく、
クリストフの「真実の愛」で凍りついたアナが解けて、
復活したアナの愛でエルサの心が解れて王国が救われるのでも、
別に良かった気もする。(←これが「正統派」のような気がする…)

そうでないと、クリストフの立場が微妙すぎる。
彼自身はそんなこと気にしないキャラだったようだったけれど。

アナはセリフ、表情、仕草、行動、どれをとっても、
私には好きになれないタイプの子だった(苦笑)
明るく天真爛漫だからって何をしても許されると思ったら大間違いだ!
と感じたことが何度か。
「無邪気なお転婆」と「下品」のギリギリ「下品」側にいるようで、
これも、童話のお姫様とはだいぶ違う。

対して、姉のエルサは真面目でクヨクヨ悩みがち。外見が綺麗。
とても感情移入しやすくて、私は断然エルサが好きだった。
それでも、お姫様らしいかというと、そうでもない(笑)
明るさと前向きさはそんなになくて、ナチュラルでマイルドな比較的普通の性格。

生まれた時から雪や氷を操る強い魔力をもっていたエルサは、
幼い時に妹のアナと城の大広間で、氷や雪をジャンプ台や雪のクッションにして、
ダイナミックかつアグレッシブに作って遊んでいた。
ところがある日、ついうっかり、勢い良くやり過ぎた魔法がアナの頭に直撃。
エルサは大変なことをしてしまった、とパニック。

両親の国王夫妻は大慌てで、すがるようにトロールのところにアナとエルサを連れて行った。
トロールの呪術師(?)は、魔法が入ってしまったのが頭であれば助けられると、
頭に入った魔法と、姉の魔法の記憶をアナから取り除いてくれる。

それから、エルサの魔法が生まれながらのものであると知ると、
これから魔力はどんどん強く危険になるだろうから、
制御する方法を身につけさせなければいけないと父王に忠告する。

国王は、エルサの魔法を人々の目から隠すために城の門を閉めきって、
一家で引きこもり生活を始める。
エルサは、アナを殺しかけてしまった負い目から、
以前のように仲良くアナと遊ぶことはなくなり、自室から出てこなくなる。
その間にも魔力は強くなっていき、悩みがちになり、
部屋の中はいつもスノーダストで覆われるように。

そんなある日、両親の国王夫妻の乗った船が嵐で沈んでしまい、
姉妹は二人きりで遺されてしまった。
それにも関わらず、エルサは両親を失った動揺から
魔法をますます制御できなくなったこともあり、
妹のアナの呼びかけにも応えずに部屋に引きこもる。

その3年後、エルサの国王としての戴冠式が行われることになった。

エルサの魔力は素手で触ったものは、全て凍りつかせてしまう程強くなっていた。
父の教えもあり「素直で心を落ち着かせて魔法を制御できる」ようにならなくては、
というプレッシャーで心はガチガチ。
戴冠式は気が重い。

一方、城が閉ざされた理由も、姉が出てこなくなった理由も分からない、
全く記憶のないアナは、城の門が開いて賑やかになるのが
単純に嬉しくてたまらず、浮かれ騒いでいた。
そんな中、南の島からやってきた王子と偶然(?)ぶつかって意気投合。
数時間でプロポーズを受け、「この人と結婚する!」と運命の出会いに大はしゃぎ。

エルサは、いつ自分がついうっかり魔法を放ってしまうか
ビクビクしながら戴冠式をなんとかやり過ごした。
夜の舞踏会で、アナと久しぶりに話をして、心が和むも、
「私達結婚するの!」と今日出会ったばかりの王子を連れてきたので、
(常識的な判断として)許可できないし、祝福できないと告げる。

アナはムキになって姉に詰めより、エルサの魔力の封印にもなっていた(?)
手袋を偶然とってしまう。

エルサは、気持ちの高まりを制御しきれず、うっかり魔力を放ってしまった。
舞踏会に来ていた人たちは驚き怯えた。
エルサはもうここにはいられない、と城を逃げ出して一人で北の山に登り、
そこに美しい氷の城を魔力で作り出し、
誰も傷つけずに済むように、そこで独りで過ごすことにした。

何年もの間、抑圧され、我慢してきたことが、もう無駄になったと悟った。
独りになって解放され、思う存分魔力をふるって、私はここで一人で生きていく!
と、自由の喜びの中で歌うのが、表題曲にもなっている「Let It Go」。
このシーンは本当に良かった。
3Dで見た雪や氷の映像の美しさも、力強い歌声も、エルサの解放感に満ちた喜びも。
「よかったね!おめでとう!これでありのままに生きていけるね!」と
私も思わず貰い泣き。

しかし、問題があった。
エルサの魔力は天井知らず。
舞踏会でのショックを受けた心を反映するように、
国全体が氷雪に閉ざされてしまったのだ。
斯くして、妹のアナは、自分が姉を怒らせたから国が凍ってしまった、
自分が姉を迎えに行かなくては、と、姉のいる北の山に向かうのだった…

っていうストーリーだったわけなんだけど。
正直、迎えに来るのとか大きなお世話だし、
ようやくホッと息を付ける場所を見つけたんだから、
そっとしておいてやりなよ…
と心の底から思った。

音楽も映像も良かったけど、ツッコむところはとても多い映画だった。

あと印象に残ったこと。

夏に憧れる雪だるまのオラフの初登場のシーンで、
驚いたアナがオラフの頭を回し蹴りで吹き飛ばしたところ。
ちょっと、あんまりにもヒドイんじゃないかと…(笑)

一応ヒロインの相手役のはずのクリストフが
どうやら体臭がとても「臭い」人であるらしいところ。
自分自身でそう歌ってたし、育ての家族のトロール達もそう言っている。
アナとのキスシーンでは、毎回「愛は臭いを超える」んだなぁ…
と思いながら見てた。

最後に、アナを案内して夜中に森の中に行ったせいで狼に襲われたせいで
ダメになってしまったソリの代わりに、
ピカピカの「新車」ソリをアナがプレゼントしていた。
でも、海辺の石畳のところで渡されても、
どうやって雪があるところまで持っていくのか、
実はイタズラか嫌がらせなんじゃないかと心配になった。
(そんなの私の杞憂で、クリストフは普通に大喜びしてたけど…)

本編が始まる前に、レトロミッキーのモノクロ映画と3D映像を組み合わせた
ドタバタ短編映画があった。ミッキーもミニーも、敵役にあまりにも容赦がなくて、
しみじみ敵役が可愛そうになった…
3Dと劇中スクリーンを行ったり来たりするのは面白かったけどね。
でも、ひどいよぅ…

そんなもんかな。
posted by emu at 22:58| 神奈川 | Comment(1) | 感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう
Posted by っっっっっって at 2017年03月12日 16:31
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